
Sho Time イングリッシュは、米メディア記事全文和訳で大谷翔平選手の新着ニュースをより詳細にお伝えするサイトです。
新たな右肘靭帯損傷が見つかったという絶望的なニュースを帳消しにしても余りあるような猛打を披露した大谷翔平選手。
前日の活躍だけではまだ足りないとばかりに、今日の試合でもまた3ランホームランを打ってくれました。
そしてこの19号ホームランは日本人ルーキーの記録となる一打となったのです。
手術や今後の予定に対する大谷選手のコメント、彼の計り知れないポジティブシンキングぶりが表現されたコメントを含む、MLB.COMの記事を原文で読み解きながら、英語を学んでいきましょう!
(スマホでお読みの方は、横画面にして読むことをお薦めします。)
オオタニ打ち続ける、TJ手術は未定
大谷選手、手術か否かは保留、打者としての出場は続ける
CHICAGO — Shohei Ohtani plans to finish the 2018 season as a hitter and likely won’t make a definitive decision on whether or not he will undergo Tommy John surgery until the offseason, he announced Friday before the Angels’ game against the White Sox.
ショウヘイ・オオタニは、2018年シーズンを打者として終える予定であること、そしてトミー・ジョン手術を受けるかどうかの最終決定はオフシーズンまで下さないであろうと、金曜日のホワイトソックス戦の前に明らかにした。
make a (definitive) decision(メイク ア ディスィジョン)
「決定する、決心する」
“decision” は動詞 “decide”(ディサイド)の名詞形です。
つまり「決定する」という意味で “make a decision” = “decide” と言えるのですが、英語ではこのように名詞形をmake などの基本的な動詞と組み合わせて表現する方法が好まれます。
“Nothing’s set right now [for surgery],” Ohtani said through a team interpreter. “I have a few options out there and I’m still trying to look into every single option. I will end up making a decision sometime toward the end of the year.”
「(手術に関しては)何も予定は決まっていません」オオタニは通訳を通じて言った。「いくつかの選択肢があり、そのひとつひとつを検討しているところです。今年の終わりごろに何らかの決定をすることになるでしょう。」
投球を諦めるという選択肢は否定
“That’s not in the plans,” he said when asked if he would consider stopping pitching. “I’m progressing as a hitter right now and trying to gain as many experiences as I can while the games count.”
ピッチングはあきらめることも考えているかと尋ねられて、「その予定はない」と彼は言った。「今は打撃が向上しているので、一試合一試合できる限り多くの経験をしておきたいと思っています。」
consider stopping pitching
“consider”(コンシダー)「考える」という動詞の後に “stopping” “pitching” という “~ing” の形をした動詞が2つ重なっています。
2つとも【動名詞】ですが、それぞれの前の動詞は目的語として動詞を取る場合は動名詞の形のみを取る動詞だからです。
consider ~ing 「~することを考える」
stop ~ing「~することをやめる」
これが重なって「投球することをやめることを考える」となっています。
ポジティブな思考を持ち続ける大谷選手
“I knew that wasn’t 100 percent, my elbow wasn’t 100 percent, so somewhere in the back of my mind I was preparing for the Tommy John stuff,” Ohtani said. “It was something that was in my mind the whole time but I’m trying to take it as positively as possible. I will still be able to hit next year, so I’m trying to stay positive.”
「治療が100パーセントでないことも、肘が100パーセントでないこともわかっています。なので心の奥のどこかでトミー・ジョン手術に対する準備はしていました。」オオタニは言った。「(手術のことは)常にの頭の中にあるのですが、できる限りポジティブに考えようとしています。来年は打つことができる、だからポジティブでいようと思います。」
バッティングでの大活躍の裏にある大谷選手の思いとは
Playing Wednesday night after receiving the new diagnosis, Ohtani went 4-for-4 with two home runs against the Rangers. The performance appeared to ease doubts that Ohtani would not be able to hit during any potential surgery rehab.
診断結果を受けた後の水曜日の夜出場したオオタニは、レンジャースに対して4打数4安打2本塁打というパフォーマンスを見せ、手術することになった場合リハビリ期間に打てないのではないかという疑問を軽減してくれています。
“I don’t really like bad news. I like a lot of good news better, so I was trying to send some good news and I was able to do that,” Ohtani said.
「バッドニュースは好きではありません。グッドニュースがたくさんある方がいいです。なのでグッドニュースを送り出そうとして、それができたと思います。」
いかがでしょうか。全米を感動の嵐に巻き込んでいると言っていいほどの超人的な活躍の裏には、このような思いがあったのですね。
最悪の診断を受け難しい決断に迫られながら、これほどポジティブな考えを持てるとは、身体能力だけではなく精神面でのコントロール力の高さは並大抵ではありません。
ベンチで見せる穏やかな笑顔も、見ているファンの方が励まされる思いです。
これからもどんどんグッドニュースを海の向こうから届け続けてくれることでしょう。
おまけ動画:日本人ルーキーの本塁打新記録となる19号
そんなグッドニュースのひとつである19号3ランホームランは、城島健司選手が持つ日本人ルーキーの記録18本を12年ぶりに塗り替える記録となりました。
(ちなみに城島健司は捕手としてこの成績を残したのですから、それはそれですごいことだと思います。)
あと1本で20本到達ということで、消えかかっていたイヤー・オブ・ザ・ルーキーの声もちらほら聞えてくるようになった、記録的な1打を最後に動画でご覧ください。
(左投手から打った2本目であることも注目です。)
ニュース原文・画像スクリーンショット参照元:MLB.COM
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