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大谷翔平ホームランの傾向とは?MLBニュースを和訳で解説!

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Sho Time イングリッシュは、米メディア記事全文和訳で大谷翔平選手の新着ニュースをより詳細にお伝えするサイトです。

 

現地時間7月23日、本拠地でのシカゴ・ホワイトソックスで特大8号ソロを放った大谷選手ですが、実はここまでのホームラン、いくつか共通する傾向があるのです。

対戦したホワイトソックスのレンテリア監督や大谷選手自身のコメントを含む MLB.COM の記事を、原文で読み解きながら英語を学んでいきましょう!

(スマホでお読みの方は、横画面にして読むことをお薦めします。)

 

 

オオタニ、センターへ435フィートの8号ホームラン

 

 

 

 

1打席目は前兆となる特大レフトフライ

ANAHEIM — White Sox manager Rick Renteria got a glimpse of Shohei Ohtani’s prodigious power when the Japanese rookie lifted a fly ball deep to the warning track in left field in his first at-bat of the Angels’ 5-3 loss on Monday night at Angel Stadium.

ホワイトソックスのリック・レンテリア監督は、ショウヘイ・オオタニのとてつもないパワーの片鱗を伺うことになった。日本人ルーキーは、エンジェルスが5-3で負けた月曜日のエンジェルススタジアムのナイトゲームの1打席目で、レフトのウォーニングトラックの深いところにフライを打った。

get a glimpse of「~を一瞥する、ちらりと見る、片鱗をうかがう」

“glimpse”(グリンプス)「一瞥(する)、ちらりと見る(こと)、垣間見る(こと)」という意味で名詞、動詞どちらでも使えますが、1語で動詞で使うより、”get a glimpse of”, “take a glimpse of” というふうに句で使うことが多いです。

1打席目の大きなレフトフライの中に、大谷選手のキラリと光るパワーを対戦監督が垣間見た状況を表すのにピッタリの表現です。

 

“We looked at each other and went, ‘OK, this kid has power,'” Renteria said. “Then he put one in the turf in center field and we said, ‘Confirmed .'”

「我々は顔を見合って言ったんだ『なかなかのパワーじゃないか』と」レンテリアは言った。「そして彼がセンターのターフに打ち込んだ時に言ったんだ『やっぱりね』と」

Confirmed. (コンファームド)

“confirm” 「確認する、承認する」に対して「確認された、承認された」

ビジネスシーンなどのメールで、「~をご確認してください」に対して「確認しました」という意味で “Confirmed.” とカジュアルに返すときによく使う表現です。

大谷選手のフライに終わった大きな当たりを見たホワイトソックスのベンチが「なかなかのパワーだ」と言っていたら、次にはそれが大ホームランになったので「(パワーがあることを)確認した」つまり、「ほらね、やっぱりね」という意味で使っています。

こういう表現をおもしろいな~、これは使えるなと発見していくのは、原文の英語で読む醍醐味です。

 

初速173キロ飛距離133メートル

Ohtani pulverized a 93.5-mph fastball from Giolito, depositing it over the shrubs and onto the batter’s eye in center field for his eighth home run of the season. The blast had an exit velocity of 107.7 mph and traveled a projected 435 feet, according to Statcast™.

オオタニはジオリトの93.5マイル(150キロ)の速球を打ち砕き、センターの低木を超えてバックスクリーンへ今シーズン第8号となるホームランを放り込んだ。この一撃は、スタットキャストによると、初速107.7マイル(173キロ)飛距離435フィート(133メートル)であった

 

Statcast スタットキャストとは、MLBで導入されている、投球や打球、プレーヤーの動きを分析するシステムです。打撃に関しては打球速度・打球角度・打球方向・打球距離が計測・表示されます。

下のキャプチャー画像で実際のデータを読んでみましょう。

exit velocity (イグジット ヴェロシティ)「(打球の)初速」

物理の知識のあるひとには速度を表す記号Vと言えばわかると思いますが、私を含め文系人間は、テクニカルな話題での「速度」は “speed” より “velocity” をよく使うくらいに理解しておきましょう。野球用語でも一般的には “speed” も使いますが、データ分析では “velocity” を使います。”exit” はご存じ「出口」なので球が打たれて出ていく瞬間のスピード=初速です。

107.7 MPH (=mile per hour)「時速107.7マイル」

1マイルは1.609344 キロメートルなので、時速約173キロメートルとなります。

launch angle(ローンチ アングル)「発射角度」

“launch” はもともとロケットなどの発射に使われる言葉ですが、商品の発売などにも使われます。”angle” はカタカナ語「アングル」で使いますね。

30 deg (=degree)(デグリー)「30度」

“degree” は「程度」のほかに、温度・角度・緯度・経度などあらゆる「~度」を表すときに使います。

一般的なホームランの理想の角度は25~33度程度とされるので、この角度でこの速さで打てばホームランまちがいなしという、まさにお手本のようなホームランです。

projected HR distance  (プロジェクティド ホームラン ディスタンス)「予想HR飛距離」

実際の着地点が正確に追えない場合もあるので 統計学で「予測される」という意味でよく使う “projected” がついています。

435 ft (=feet) 「435フィート」

1フィートは0.3048メートルなので、約133メートルとなります。

蛇足ながら。“feet” は複数形で単数形は “foot” (足のフットです、足の大きさから来ているのか?デカい!外人だから?)なので、1フィートは本当は1 foot「1フット」というべきなのですが、日本語の中ではそのあたりあまり厳密には言わず1フィートと使ってOKな感じです。

 

スポーツ観戦もどんどんハイテクになってきて、従来とは違った楽しみ方ができます。

ちなみに、以前はホームランというと飛距離にばかり視点が置かれましたが、最近では 、Exit Velocity =EV でホームランバッターのすごさを語られるようになってきています。これもハイテクがもたらした変化と言えるでしょう。

 

大谷選手のホームランに共通するある傾向とは?

While Ohtani regularly puts on impressive displays of power during batting practice on the road, all eight of his home runs this season have come at Angel Stadium against right-handed pitchers.

オオタニはロードでの打撃練習中に印象的なパワーを見せつけてはいるが、今シーズンの8本のホームランは全て、エンジェル・スタジアムで右投手から打ったものだ。

 

“Obviously, I hope to hit them on the road as well, but there’s a comfort level with the atmosphere, getting ready for the game,” Ohtani said. “I think it’s just a coincidence.”

「もちろん、ロードゲームでも打ちたいですよ。でも雰囲気がいいんです、試合に臨むぞというような。」オオタニは言った。「単なる偶然だと思いますが。」

 

Ohtani’s latest homer also followed another curious trend: It was hit to straightaway center field. Seven of Ohtani’s eight home runs have landed there this season, and he entered Monday with an MLB-high 1.093 slugging percentage on balls hit to the middle of the field.

オオタニのホームランはもうひとつ別の傾向がある:それはセンターにライナーで飛んでいくことだ。今シーズンの8本中7本がここに入っている。彼のセンターへの長打率は1.093となった。

 

“I’m not really aware of hitting it toward center field, but it seems to go that way,” Ohtani said. “If I can hit the ball well, it doesn’t matter where it lands. I don’t put a lot of thought into it.”

「特に意識してセンターに打っているわけではないのですが、あそこに飛んで行くんですよね。」オオタニは言った。「うまく打てればどこに飛んでもいいんです。特に考えていません。」

 

動画で大谷選手のホームランを毎回ご覧になっている皆さんはもうお気づきだと思いますが、どのホームランもまるでデジャヴのように、同じところに飛んでいます。

特に、このエンジェル・スタジアムのセンター後方エリアは、ディズニーランドのアトラクションを模したユニークなデザインになっているので、印象深いですね。

 

エンジェル・スタジアムは実はホームランの出にくい球場だった

最後に、もはや『オオタニ・ゾーン』ともいえるエンジェルスタジアムのセンターバックスクリーン周辺の構造について、この記事に出てきた表現を確認しておきましょう。

写真参照元:My Geography Lessons “Baseball Stadiums:Angel Stadium of Anaheim”

 

“turf (in the center field)”「(センターの)芝生」

“batter’s eye” 「バッターズアイ」

“shrubs” 「低木」

もう、すっかりおなじみになった、ディズニーランドのアトラクションを模したエンジェル・スタジアムのセンター後方ですが、改めて写真で確認してみます。

“batter’s eye” というのは、打者やキャッチャー、アンパイアが投手の投げる球を見やすくするために設けた空間のことで、通常、バックスクリーンという濃い緑のスクリーンであることがほとんどです。

エンジェル・スタジアムはご覧のように、バックスクリーンの代わりに広い “turf”「芝生」が広がっています。

そしてその前方、フェンスのすぐ後ろには “shrubs” 「低木」が植えられています。

この低木を超えて飛んだ打球が芝生あたりに着地、そして、その横の岩のところで噴水と花火が高く上がる。。。というシーン、今シーズンはあと何回見られることでしょう。期待しましょう!

 

いかがでしょうか。どんな選手も球団もやはりホームスタジアムはやりやすいもので、ホームでの成績がビジターでの成績よりもよいのはよくあることです。

しかし、大谷選手を「ホームでしか打てない」ということなかれ。実は、このエンジェル・スタジアムは、ライトスタンドのフェンスが非常に高く、大谷選手のような左のホームランバッターは不利で、実際ホームランの出にくい球場だとされているのです。だからと言ってセンターの奥深くに放り込むのはもっと大変。

相性とか好みという要素もあるでしょうが、いずれにしても敵将も認めるように非凡なパワーを持った打者であることだけは確かです。

 

ニュース原文・画像スクリーンショット参照元:MLB.COM

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