
Warning: Use of undefined constant user_level - assumed 'user_level' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/mambblady2/shotime-english.com/public_html/wp-content/plugins/ultimate-google-analytics/ultimate_ga.php on line 524
Sho Time イングリッシュは、米メディア記事全文和訳で、大谷翔平選手の新着ニュースをより詳細にお伝えするサイトです。
無事打者として2019年シーズンをスタートさせた大谷翔平選手、試合数をこなすごとに特大ホームランにマルチ安打と大活躍、チームの勝利に貢献しています。
打者限定でほぼ毎日先発出場するとされ、順調に行けば去年より大きく打席数を増やすことが見込まれる大谷選手。今年はどんな打撃成績を残してくれるのか期待がかかります。
打者専念の年となる2019年。大谷翔平選手の打撃成績や打撃傾向を、データマニアになって詳細に分析してみるのも面白いかもしれません。
Sho Time イングリッシュでも時々一緒に分析してみたいと思いますが、今回はMLB のstats (統計データ) サイトとデータの読み方をご紹介します。
Contents 目次
お薦めする MLB の stats (統計データ) サイト
MLB のデータは各スポーツ系メディアのサイトで見ることができますが、主なものは次の3つでしょう。
FanGraphs.com
その中で今回は Baseball-Reference.com で2018年の大谷選手の打撃成績を見てみましょう。
2018年大谷翔平の打撃成績データを調べてみる
サイト上で検索ウィンドウに選手名やチーム名などを入れます。
“Shohei Ohtani” と入れてみると、こちらのように大谷選手のプロフィールとともに、大谷選手に関するあらゆるデータや情報が現れます。
年俸データなども。
このあたりから、さらに詳しいデータのページに入れます。
各年ごとの打撃成績や投手成績などが選べます。
新人王に輝いた大谷選手のデビューイヤーである2018年の打撃成績を見てみます。
More Ohtani Pages > Batting Splits > 2018
実に細かいデータが並びます。
打撃データ各項目(英語/日本語)
まずは、主な打撃データの項目を略語・英語・日本語で一覧にしました。
大谷選手の2018年通算成績を[赤字]で入れました。
G — Games Played 出場試合 [104]
GS — Games Started 先発出場試合 [82]
PA — Plate Appearances 打席数 [367]
AB — At Bats 打数 [326]
R — Runs Scored 得点 [59]
H — Hits/Hits Allowed 安打(被安打) [93]
2B — Doubles Hit 二塁打 [21]
3B — Triples Hit 三塁打 [2]
HR — Home Runs 本塁打 [22]
RBI — Runs Batted In 打点 [61]
SB — Stolen Bases 盗塁 [10]
CS — Caught Stealing 盗塁死 [4]
BB — Bases on Balls/Walks 四球 [37]
SO — Strikeouts 三振 [102]
BA — Hits/At Bats 打率(安打/打数)
[0.285]
OBP — (H + BB + HBP)/(At Bats + BB + HBP + SF)
出塁率=(安打+四球+死球)/(打数+四球+死球+犠飛)
[0.361]
SLG — Total Bases/At Bats
長打率(塁打/打数)
[0.564]
OPS — On-Base + Slugging Percentages
OPS(出塁率+長打率)[0.925]
TB — Total Bases 塁打
Singles + 2 x Doubles + 3 x Triples + 4 x Home Runs
(安打+2×二塁打+3×三塁打+4×本塁打) / 打数
[184]
GDP — Double Plays Grounded Into
併殺打 [2]
HBP — Times Hit by a Pitch
死球 [2]
SH — Sacrifice Hits (Sacrifice Bunts)
犠打(バント) [0]
SF — Sacrifice Flies 犠飛 [1]
IBB — Intentional Bases on Balls
敬遠四球 [2]
ROE — Reached On Error
失策出塁 [1]
BAbip — Batting Avg. on Balls in Plays
(Hits – Home Runs)/(At Bats – SO – HR + Sac Flies)
[0.35]
BAbip(インプレー打率)
(本塁打を除いた打球が安打になる確率)
(安打-本塁打)/(打数-三振-本塁打+犠飛)
[0.35]
tOPS+ — OPS for split relative to Player’s Total OPS
tOPS+ (選手のトータルOPSで比較調整した数値)
[100]
sOPS+ — OPS for split relative to League’s Split OPS
sOPS+(リーグのOPS平均値から調整した数値)
[151]
シチュエーションごとの分析詳細
ここからが面白いところです。
さまざまなバッティングシチュエーションごとに、上記の打撃データ項目の統計がまとめてあります。
たとえばNPBのデータをまとめた日本のサイトだと、ここから先の閲覧は有料だと思います。
それが、こちらのサイトでは無料で見られるので試してみてください。
Platoon Splits
右・左投手対右・左打者別成績
Home or Away
ホーム・アウェイ別成績
First or Second Half Determined by All-Star Break
オールスターを挟んで前半・後半別成績
Months
月別成績
Game Outcome for Team
チーム勝敗別成績
Starter or Substitute
先発出場・代打出場別成績
Defensive Positions
守備位置別成績
Leading Off Inning
先頭打者時成績
Batting Order Positions
打順別成績
Count/Balls-Strikes
ボールカウント別成績
Number of Outs in Inning
アウト数別成績
Bases Occupied
塁上ランナー別成績
Clutch Stats
クラッチ(好機)での成績
Leverage
レバレッジ(場面の重要度)別成績
By Inning
回数別の成績
Times Facing Opponent in Game
打席回数別成績
vs. Power/Finesse Pitchers
対パワー型投手/対制球型投手別成績
vs. Ground Ball/Fly Ball Pitchers
対ゴロ型投手/対フライ型投手別成績
Hit Location
打球位置別成績
Hit Trajectory
打球軌道別成績
Opponent
対戦チーム別成績
Game Conditions
試合コンディション別成績
Ballparks
球場別成績
大谷翔平は左投手に弱いのか?アウェイに弱いのか?
例えばいくつか興味深いデータを見てみましょう。
まずは対右投手・左投手別の大谷翔平選手の成績。
左ピッチャーに弱いと言われてますが、具体的な数字で確認してみましょう。
“Platoon Splits” というところで見ます。
RHP (right-handed pitcher 右投手) と LHP (left-handede pitcher 左投手)ごとの対戦成績です。
昨年は左投手が先発のときベンチスタートのことも多かったので、打席数 (PA) は対右投手257打席に対して対左投手は110打席となっています。
そんな中、ホームラン数 (HR) は対右20本・対左2本、打率 (BA) は対右.313・対左.222と、打席数の差を差し引いても圧倒的に右に強いことがわかります。
今年からエンゼルスを指揮することになったオースマス監督は、投手の右左に関係なく大谷選手を起用することを公言しています。
果たして大谷選手は左投手を攻略していくことができるのか、今年の成績の注目ポイントになります。
もう1つ、ホームとアウェイの打撃成績。
普通は本拠地を得意とする選手が多いと思うのですが、大谷選手はどうでしょう。
打率 (BA) は、ホームで.277に対しアウェイで.298 と、アウェイの方が若干上回っているようです。
ところがホームラン数 (HR) は、ホームで15本に対しアウェイで7本と倍以上の差がついています。
大谷翔平選手の打球がエンゼルスタジアムのセンター後方の岩山のオブジェに向かって飛んでいくシーンは、もはやデジャヴのように見慣れた光景になりました。
パークファクター(球場ごとの有利・不利の偏り)も多少あるかもしれませんが、大谷選手はエンゼルスタジアムの岩山に向かって打球を飛ばすのが好きなようです。
今年もホーム・アウェイにかかわらずたくさんの『ビッグ・フライ』が見られますように。
いかがでしょうか。
近年の野球はデータ野球。戦略のみならず選手の評価にも、あらゆる角度から詳細なデータ分析が行われます。
去年のオフに帰国会見時にアメリカの野球と日本の野球の違いを聞かれた大谷選手は、アメリカが徹底したデータ野球であることを感じたと話していました。
私たちファンはどうしても動画や画像ばかりを見てしまいますが、大谷選手を徹底的に数字で読み解いてみるのも非常に面白いと思います。
ぜひお試しください。
Sponsored Link