
Sho Time イングリッシュは米メディアのMLBニュースを原文で読み解きながら英語を学ぶサイトです。
大谷翔平選手はプレーの素晴らしさだけでなくルックスも抜群なので、本当にインスタ映えします。
今回は、エンジェルスの公式インスタグラムで、たくさんのイイネをもらっている大谷選手の写真とともに、寄せられたファンのコメントをチェックしながら、SNS特有の英語を学んでいきましょう!
(スマホでお読みの方は、横画面でお読みいただくことをお薦めします。)
大差の負け試合でファンに手土産?
こちらは現地時間5月18日、5番DHでスタメン出場したタンパベイ・レイズ戦の4打席目、それまで7対0と、もう少しで完封というときに、一矢を報いるソロホームランを打ったシーンです。
そのシーンをアップした、エンジェルス公式アカウントのコメントです。
Sending the fans home empty-handed? Not on Ohtani’s watch.
ファンを手ぶらで帰らせるって?大谷の知る限りそれはないね。
home
“get home” “go home” “take me home” など、”home” は「家」という名詞ではなく「家に」という副詞で使われるので、”to” は不要。”Sending the fans to home” となります。
empty-handed
「手ぶらで」こういう表現を覚えておくと便利ですね。
Not on ~’s watch
「~の見ているところでは、知る限り、それはない」
結局チームは、このホームランのみ、1-7で負けて3連敗。どんよりムードが漂う中、一矢を報いる大谷選手のホームランでした。
お金払って見に来ているファンにとっては、完封負けの試合を見て、手ぶらで帰るより、せめてのお土産になったことでしょう。
ここからは、寄せられたファンのコメントです。
SNSのコメントならではのやりとりは、カジュアルな生の英語がチェックできておもしろいですよ。
How about sending the fans home with some wins!
勝利を手土産にしてくれたらどうなんだい!
how about ~ing
「~しませんか?」「~したらどうですか?」
そりゃそうだ。手厳しい!
大谷選手のHRを『手土産』と言っている、球団のコメントへの痛烈な皮肉です。ここまで3連敗、ファンのフラストレーションも相当溜っているのです。
His swing is so effortless, it’s insane how much power he gets every time he makes contact.
彼は楽々とスイングしているね。コンタクトの度にどれほどのパワーを彼が得ているか、それはもう正気とは思えないね。
effortless (エフォートレス)
シュガーレス、プライスレスのように、接尾語 “less”がつくと、「~がない」という意味になります。
(プライスレス “priceless” は「価値がない」ではなく「価値がつけられない」です。念のため。)
“effort” は「努力」ですが、“effortless” で「楽々と」というニュアンスが出ます。ただし、本当に努力していないのではなく、努力の結果、非常に高い技能を取得していて、そしてその結果、楽々とこなしているように見えるということです。
まさに、大谷選手のプレーにふさわしい一語。
Daaang, Our only run was hit by our pitcher… hopefully that woke the rest of the bats up.. c’mon guys! Play ball!
げ~~~っ、うちのチームの取ったたった1点がピッチャーによるものとは。。。できれば、(このホームランで)他のバッターたちが目を覚ましてくれればなあ。。。カモン!プレーボールだ!
dang
間投詞で、「げっ、いやだ、やばい、大変」など。こういう英語の間投詞やスラングも、SNSならではです。
ちなみに、日本でよく使う「(笑)」にあたるのは、”lol” です。見たことあると思いますが、これは、”laughing out loud” (大笑いだ)の省略形です。なんとなく、両手を上げている絵文字みたいで可愛いです。
He said he wanted it earlier, though, Good job Ohtani-kun❣️ I like the way he keeps learning day by day and getting even better…
もっと早く打ちたかったと言ってたけど、グッジョブよ、オオタニクン♥私は、彼が日ごとに学び続けてさらに良くなっていくのが好き。
Ohtani-kun
「ビッグフライ!オオタニサーン!」と、大谷選手がホームランを打った時のアナウンサーの叫び声はすっかりお馴染みになりましたが、日本文化や日本語が海外にかなり浸透してきている中、「くん」や「さん」や「ちゃん」を日本人の名前の後につけるということも世界中でよく知られています。
会話はもちろん、外人とメールのやりとりをするときも、”Dear ~ san” などと、さんづけで呼び合うこともよくあります。
天使の微笑みはまさにエンジェルス
試合前の練習で、サインボールを子供たちに大谷選手を撮った1枚。うれしいながらにはにかんだような子供たちも天使ですが、大谷選手の優しい笑顔も天使。
まさに、エンジェル・オブ・エンジェルス。
ファンの心をがっちりつかんでいる様子をコメントでチェックしてみましょう。
Check out more photos of Han Sho-lo and the rest of the Star Wars crew at thehaloway.com!
ハン・ショーロと他のスターウォーズクルーの写真をthehaloway.comでチェックしよう!
Han Sho-lo
この日のエンジェルス球場は、スターウォーズナイトというイベントが行われていたようで、来場者にグッズが配られたり、コスプレをしたり、スターウォーズにちなんださまざまなアクティビティがあったようです。
私はスターウォーズにはあまり興味がありませんが、ハン・ソロぐらいは知っていますとも。 ハリソンフォードですよね。
ん?よく見ると?ハン・ショーロ?
もちろんこれは “Sho time” 同様、大谷選手の “sho” をもじったものです。
SNS ではこのようなジョークがいっぱい見つかります。
Ohtani ignites the light the halos when he came to join the team 🔥
オオタニは、チームに加入して、 ヘイローズに火をつけてくれたわ。
ignite(イグナイト)
「発火する、~に点火する」
車のエンジンへの「点火」をイグニッション “ignition” と言いますが、その動詞形です。
文字通り火をつけるという時に使う以外、「ハートに火をつける」「紛争に火をつける」など、 「引き起こす」という意味でも使います。
Help us Obi Wan Sho-nobi you’re our only hope.✨ Let’s go Angels!❤️⚾️❤️
オビ・ワン・ショーノビ、私たちを助けて!あなただけが希望なの。レッツゴー、エンジェルス!
Obi Wan Sho-nobi
ここまでくると、スターウォーズ音痴の私は、思わず調べてしまいましたが、フリークの皆さんは、ニヤリとされたと思います。
オビ=ワン・ケノービ、ジェダイの騎士ということです。
エンジェルスの “han sho-lo” に対抗して、もじったんですね。
いっそのこと、「スター・ショーズ」とかダメですか~?
Legend, hopefully an Angel lifer!
レジェンド!できることならエンジェルスにずっといて欲しい!
lifer
「終身刑の囚人」とか「(仕事・研究などに)一生捧げる人」とかのことを言いますが、”an Angel lifer” なので、「エンジェルスに一生を捧げるひと、生涯エンジェルスの一員」という意味です。
大谷選手のインスタグラムはどこで見られる?
ファンの皆さんならご存じのように、野球と食べることと寝ること以外は一切興味なさそうな大谷選手。(笑
某ダルビッシュくんのようにまめにSNSにアップするということはあり得ないでしょう。
「インスタグラム?よくわかんないです。」とはにかんで答える大谷選手の顔が思い浮かぶようです。
今はもちろん今後も大谷選手の個人アカウントは存在することはおそらくないでしょうが、彼のインスタ映えぶりが一番楽しめるのは何といってもエンジェルスの公式アカウントです。
Los Angeles Angels インスタグラム公式アカウント
こちらをぜひフォローしてください!
こちら、追記ですが、とても素敵な大谷選手の「ありがとう」を見ることができますよ。
View this post on Instagram
Thank you for being 🅰️ part of our 2018 journey! We 🅰️ppreciate you. #ThankYouFans
おまけ「インスタ映え」を英語でいうと?
いかがでしょうか。現地ファンからもこんなふうに愛されている大谷選手、ステキです。
ニュースになる活躍ぶり、また、バッティングやピッチングのフォームも美しく絵になります。加えて笑顔のやさしさ。
別に本人狙っていないのに、全てが『インスタ映え』。
ところで、「インスタ映え」は、英語で “instagenic” (インスタジェニック)や “instagrammable”(インスタグラマブル) と言います。
おそらく最近できた造語でしょう。「写真映えする」を「フォトジェニック」というのは聞いたことありますが、「インスタ映えする」は「インスタジェニック」なんですね!
最後に。
日常英語を勉強したいと思っている方、ニュースを読むのはまだ敷居が高ければ、インスタやツイッターなど、SNSから始めてみるのも面白いですよ。
上にご紹介したエンジェルスのインスタグラムの公式アカウントや下のtwitter の公式アカウントを、ぜひフォローしてみましょう。そして、ぜひ英語でコメントを書いてみましょう!
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