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2019年前半の大谷翔平選手の打撃成績を、昨年2018年前半の成績と比較してみました。
以前にご紹介した Baseball Reference というサイトでは、あらゆる角度からの詳細なデータが無料で検索することができます。
サイトのご紹介はこちらの記事をご覧ください。
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今回は 2019 Batting Splitsを参考にしました。
打撃データ各項目(英語/日本語)
主な打撃データの項目について、大谷選手の2019年前半成績を[赤字]で、2018年前半成績を[黒字]で入れて比較してみました。。
出場試合・打席数
G — Games Played 出場試合 [53] – [45]
GS — Games Started 先発出場試合 [47] – [35]
PA — Plate Appearances 打席数 [218] – [157]
AB — At Bats 打数 [198] – [138]
昨年2018年は開幕スタメン出場しましたが、6月6日、投手として登板中に右肘靭帯を損傷、7月2日までの23試合を欠場しています。
一方、今年2019年は手術後のリハビリのため開幕から34試合を欠場、5月7日から出場しています。
欠場期間は今年の方が多いのですが、昨年前半は二刀流としてプレー、ローテーション投手として9試合先発登板しています。登板日の前後も調整日として出場しないため、出場試合数は昨年の方が少なくなっています。
さらに昨年前半は左投手が先発の時はスターティングメンバーから外れることが多く、出場試合数に対しての先発出場試合数、打席数ともに少なくなっています。
主な打撃成績
H — Hits 安打 [60] – [39]
HR — Home Runs 本塁打 [14] – [7]
BA — Hits/At Bats 打率(安打/打数)
[303] – [283]
RBI — Runs Batted In 打点 [38] – [22]
単純に打席数で比べると2019年前半は2018年前半の約1.4倍。
それで計算すると、安打数・本塁打数・打点どれも昨年を上回っています。
打率も昨年を上回る三割超えとなっています。
三振数・出塁率など
BB — Bases on Balls/Walks 四球 [16] – [18]
SO — Strikeouts 三振 [53] – [43]
OBP — (H + BB + HBP)/(At Bats + BB + HBP + SF)
出塁率=(安打+四球+死球)/(打数+四球+死球+犠飛)
[353] – [365]
2B — Doubles Hit 二塁打 [9] – [10]
3B — Triples Hit 三塁打 [1] – [1]
SLG — Total Bases/At Bats
長打率(塁打/打数)[571] – [522]
OPS — On-Base + Slugging Percentages
OPS(出塁率+長打率)[924] – [887]
大谷選手は本塁打数に比例して三振数も多いという、ホームランバッターの1つの典型でもあるのですが、今年前半は昨年前半に比べて三振数自体は多いものの、打席数で割ってみると三振率はぐっと低くなっています。
安打の割合は増えたのですが、四球を選ぶ割合が減って、出塁率は低くなっています。
打数に対する二塁打・三塁打の数は減っていますが、本塁打数が増えたので長打率はアップ、OPSもアップしています。
その他のデータ一覧
SB — Stolen Bases 盗塁 [4] – [2]
CS — Caught Stealing 盗塁死 [1] – [0]
R — Runs Scored 得点 [28] – [22]
TB — Total Bases 塁打
Singles + 2 x Doubles + 3 x Triples + 4 x Home Runs
(安打+2×二塁打+3×三塁打+4×本塁打) / 打数
[113] – [72]
GDP — Double Plays Grounded Into
併殺打 [2] – [1]
HBP — Times Hit by a Pitch
死球 [1] – [0]
SH — Sacrifice Hits (Sacrifice Bunts)
犠打(バント) [0] – [0]
SF — Sacrifice Flies 犠飛 [3] – [0]
IBB — Intentional Bases on Balls
敬遠四球 [0] – [1]
ROE — Reached On Error
失策出塁 [5] – [1]
BAbip — Batting Avg. on Balls in Plays
(Hits – Home Runs)/(At Bats – SO – HR + Sac Flies)
BAbip(インプレー打率)
(本塁打を除いた打球が安打になる確率)
(安打-本塁打)/(打数-三振-本塁打+犠飛)
[343] – [364]
tOPS+ — OPS for split relative to Player’s Total OPS
tOPS+ (選手のトータルOPSで比較調整した数値)
[108] – [94]
sOPS+ — OPS for split relative to League’s Split OPS
sOPS+(リーグのOPS平均値から調整した数値)
[142] – [143]
この中でちょっと面白いと思ったのが、失策による出塁が5という数字です。
足の速い大谷選手は内野安打も多いのですが、打球の強さや足の速さから、相手野手のエラーを誘うということでしょうか。
さらに詳細なデータを見るには
以前にもご紹介しましたが、こちらのサイトはシチュエーションごとの打撃成績も詳細に見ることができます。
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試合ごとのログもこちらから見ることができます。
こちらのログの項目の説明です。
(サイト内の各項目にポインターをかざすと英語の説明が出ます)
Gcar (Career game number for player) : 選手のキャリア通算試合数
Gtm (Season game number for team) : チームの各シーズンの試合数
Date : 日付=クリックするとその日の全試合の結果が見られます
Tm (Team) : 所属チーム
Opp (Opponent) : 対戦チーム
Rslt (Result) : 試合結果
Inngs (Innings Played by Player) : 出場回 (“CG” はフル出場、”8-GF” は8回から最後まで)
集計や並べ替えも簡単にできる至れり尽くせりのサイトなので、データマニアの方はぜひあれこれ試してみてください。
無料サイトでここまであらゆる角度からデータが充実しているのは素晴らしいですね。
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