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盛り上がりました!3番トラウト&4番大谷の連続ホームラン!
英語では “back to back” と言いますが、日本語では『アベックホームラン』
でもって、『アベック』とは何ぞや??野球以外ではもはや死語??
野球実況を聞いているとよく、独特の『謎』の表現を耳にしますが、そんな日本の『昔ながらの』野球にまつわる表現を集めてみました。
大谷選手記念すべき20号は『夢のアベックアーチ』
実況:アベックホームランキタ~~~~~
いや~~20号ソロホームランは、マイク・トラウトとのアベックホームランになりました!
解説:いや~夢のアベックアーチですよ
私の時代でいいますとね、昔の巨人軍の王、長嶋の
実況:ONの
解説:ONのアベック砲みたいなもんですよ
ちなみに、この試合の解説の福島良一さんは1956年生まれ。
確かに王+長嶋のアベック砲は史上最多ではあるんですが、せめて秋山+清原のAK砲あたりだと若いひとたちもギリギリついていけるかと。。。(汗
『アベックホームラン』の『アベック』ってそもそも何?
NPBでいうと、古くはON砲やAK砲、バース+掛布、山本浩二+衣笠祥雄のYK砲、今だとライオンズの浅村+山川、ベイスターズの筒香+ロペス、スワローズの山田+バレンティンあたりでしょうか。
今回のトラウト選手2ラン+大谷選手ソロのように連続打だとインパクトが大きいのですが、アベックホームランは1試合に2人の選手が揃ってホームランを打つことで、必ずしも連続でなくともよいようです。
ただし、主にホームランを量産している主力選手同志によるもので、それ以外の選手がたまたま打ったものは、何か特殊な注目ポイントを除いては(新人同士とか外国人同士とか)アベックホームランと呼ぶことはありません。
そしてこの『アベック』という言葉ですが、もともとはフランス語の “avec” で、「~と一緒に」という前置詞、つまり英語の “with” に当たります。
例えば “avec toi” = “with you” というように使います。
昭和の日本では、この『アベック』という言葉、主に「男女の(付き合っている)2人」、今でいう『カップル』として普通に使われていました。
今ではもはや死語ですね。なのに、何故か野球の世界では生き残っています。『カップル砲』じゃピンと来ません。(笑)
日本の野球実況に今も根付くほぼ死語的定番表現
野球実況を聞いていると、『アベック砲』に限らず昭和の時代から今もずっと使われている、よく考えると不思議な定番表現があります。
思いつくまま、並べてみます。
ジャンプ一番
内野手の頭を超えて外野に抜けようかという鋭い打球を、内野手が『ジャンプ一番』飛びついてのファインプレー。
抜ければ長打という当たり、外野手がフェンス際で『ジャンプ一番』飛びついてのファインプレー。
使われる場面としては、
- 一打で得点、特に同点・逆転・決勝打という守る側のピンチの場面
- 鋭い打球を内野手がジャンプして好捕、大きな打球を外野手がジャンプして好捕
- 横っ飛びして取ったときにはあまり聞きません。上に飛んでの捕球時に使われるように思います。
それでもって、『一番』って何?これは子供のころから持ち続けている疑問であります。
諸説ありますが、野球以外では使われるのを聞いたことがないので、案外、昔の実況アナウンサーが勢いづいて発した言葉がそのまま使われているのかもしれません。
『ファイト一発』の『一発』みたいなものでしょうか。
語呂もいいし、元気があっていい言葉ですね!
万事休す
古くは中国の故事に基づく表現とのことで、「もはや施す手段がなく、万策尽きる」という意味です。
野球では、負けている試合の9回の攻撃で、2アウトでランナーを塁上に置いて1打出れば同点・逆転という緊迫の場面での内野フライ。
「打ち上げた~内野フライ~~万事休す~~~~~」
と響くアナウンサーの声は、試合終了宣告です。
野球は下駄を履くまでわからない
9回2アウトからの大逆転も大いに可能なのは、野球ならではの醍醐味のひとつです。
そんな場面でよく使われる言葉、「野球は下駄を履くまでわからない」。
つまり、試合が終わって帰ろうと履物を履くまでどうなるかわからないということなのですが、それにしても『下駄』っていったい。。。でも『靴』じゃやっぱり違うんです。
スミイチ
1回の表か裏のどちらかに1点取っただけで、結局その後0点が続いて終了する試合。つまり「隅っこに1」がある状態のことを言います。
死語ではないが野球実況あるある表現
私は子供のころ(昭和です)から野球実況をテレビやラジオで聞き続けていますが、まるで解説マニュアルがあるかのように聞き続けているフレーズが他にもいくつかあります。
代わったところに打球が飛ぶ
試合途中で守備交代があったときに、不思議なことに代わったばかりのところに最初の打球が飛ぶ現象をいいます。
単に目立つだけなのか、まさかそこまで読んでの交代なのか、いずれにしても特にデータに基づいた発言ではなく、ただの印象なんでしょうが、確かにそうなんですよね~
当たったバッターも痛いけれど当てたピッチャーも痛い
デッドボール痛そう~~~ですが、結果として出塁には変わりなく、場面によっては当てた側のピッチャーにとってかなり『痛い』1球となることも多いのです。
中には痛いの忘れて意気揚々と1塁に向かう打者もいます。
いかがでしょうか。
そういえば、『サヨナラヒット』『サヨナラホームラン』などの『サヨナラ』もかなりなものですね。
他のスポーツにも、このようなフレーズあるのでしょうか?
野球独特のフレーズから、実況に定着したフレーズまで、よく考えたら謎の表現だらけですが、それも含めて野球って楽しい!
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